8歳にして秋の天皇賞を制した牡馬
JRA史上初となる、8歳にして秋の天皇賞を制した牡馬がいます。
それがカンパニーで、このころ人気絶頂だったウォッカを下し、2009年の秋の天皇賞を制する事になったのです。
勝ち馬券を考える際の一般的な常識となっているのは「大レースでは8歳馬は無条件に無し」と言う事です。
過去のデータを見てわかるとおり、GⅠレースの負担は古馬には大きく、勝つのは難しいのです。
競馬ファンにとっては常識でさえあります。
このカンパニーを見てみると、レースの出走数は決して多くはなく、優勝を予想するのは難しい馬だったといえるでしょう。
このような中、これまでの競馬界の常識にあてはまらない一頭であり、歴史に残る晩年馬といわれるようになったのです。
カンパニーの経歴をたどりますと、デビューは3歳1月と比較的遅いデビューとなります。
直線での脚がこの馬の強さではありましたが、GⅠでは結果の残せないレースが続きます。
しかしながら8歳に参戦した毎日王冠でウォッカを破り見事優勝を手にします。
直線勝負だったカンパニーですが、レーススタイルを変え遂に成長のピークを迎えるのです。
カンパニーの経歴のもう一つの特徴に、息の長い活躍があげられると思います。
これはデビュー時からのローテーションにも特徴があると言えるでしょう。
1年に5~7程度のレース参戦と、決して無理はせず、適度なローテーションを保ち続け、2006年には8ヶ月近くの休養をとっており、馬にとっては理想的な管理とローテーションと言え、それが晩年馬として活躍できた大きな要因と言えるでしょう。
カンパニーによる8歳にしてのGⅠ制覇、これは馬優先のローテーションによるものであり、その結果偉大な記録が残ったのです。
